政府、対英水際対策を強化　24日から新規入国拒否、「14日間隔離」も再開

　日本政府は23日、英国で新型コロナウイルスの変異種の感染が拡大しているのを受け、英国からの外国人の新規入国を一時停止するなど、英国を対象とした水際対策の強化策を発表した。10月からビジネス目的などの3カ月以上の中長期滞在者を世界各国から受け入れているが、24日以降は英国からの新規入国は拒否する。また、日本に住む日本人や在留資格を持つ外国人が英国に短期出張した場合、7日以内の出張なら免除していた帰国後の「14日間隔離」も24日以降、再開させる。

　加藤勝信官房長官は記者会見で、日本人の海外渡航時の注意を促す「感染症危険情報」を英国はレベル3（渡航中止勧告）としていることに触れ「日本への帰国、再入国を前提とする英国への短期渡航は当分の間、自粛するよう改めてお願いしたい」と述べ、英国への短期渡航自粛を呼びかけた。