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リニアの行方

リニア中央新幹線静岡工区を巡る、静岡県とJR東海のさまざまな動きを詳報します。

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「国への不信感で真実入らない」 静岡の10市町が有識者会議に苦言

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国交省との意見交換後、「のど元まで不信感が詰まって、真実が入らないほどになっている」と語った染谷絹代・島田市長=静岡県島田市で2020年12月20日午後4時33分、山田英之撮影
国交省との意見交換後、「のど元まで不信感が詰まって、真実が入らないほどになっている」と語った染谷絹代・島田市長=静岡県島田市で2020年12月20日午後4時33分、山田英之撮影

 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、20日に静岡県島田市内で国土交通省幹部と意見交換した大井川流域10市町の首長や副市長は終了後の記者会見で、国の有識者会議に対して苦言を呈した。一方、有識者会議事務局の国交省は真摯(しんし)に反省し、改善すると約束した。【山田英之】

 意見交換は非公開。終了後の記者会見で複数の市が「命の水」の意味を国交省に伝えたと説明した。掛川市の久保田崇副市長は「生活用水の9割を大井川の水に依存している。水に苦労してきた歴史があるから、ため池の数が多い」と言う。

 「トンネル湧水(ゆうすい)の全量を(大井川に)戻せなかった場合、想定外と言うだけで終われば、住民生活は壊れる」。吉田町の田村典彦町長はJR東海の対策が有効でなかった場合も考えるべきだと強調、「国はリニア工事の連帯保証人という位置づけをはっきりしてもらいたい」と注文した。

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