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松喬日和

「あずさ2号」の話題一転 「長野の女」さんが悲痛な訴え

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 9月に早速「Go Toトラベル」キャンペーンを利用しました。横浜で所用があり、夫婦2人で出かけました。「旅行費が35%も安くなった」と喜んでいますが、考えますとコロナ禍の今年、収入は例年の3分の1以下。「70%安くしてくれなウチにとっては、たこついてるやんね」の妻の言葉が胸に刺さりました。

 先日、担当しているラジオ番組で「あずさ2号」のリクエストに応えました。皆様もご存じ、1977年の狩人の大ヒット曲です。予想通り鉄チャン(鉄道ファン)から、たくさんのメールが届きました。一例を挙げますと「ヒットしてから1年半ほどでダイヤ改正があり『あずさ』の偶数号は全て上り列車となりました。歌詞のように信濃路へは向かいません」、「2016年のダイヤ改正で8時ちょうどのあずさ2号が復活しました。ただし大月駅発の新宿に向けての上り列車です」、「現在『あずさ2号』は『特急かいじ』に統合され走っていません」等々。

 しかしその日一番印象に残ったのは、鉄チャンからではなくラジオネーム「長野の女」さんからの普通のメールでした。「あずさ2号」の大ヒットから思うことがあります。サスペンス系のドラマで、事件をおこした女性は必ず最後、刑事さんに優しくエスコートされ「故郷で一から出直しなさい」と声を掛けられ、新宿発の特急列車に乗り込みます。やがて車窓に広がるアルプス山脈を見つめ涙します。テレビをご覧の皆さんは感動するでしょうが、長野生まれの私はいつも叫んでしまいます。「長野は犯人の巣じゃないぞ」って。目からウロコのメールでした。

 実は私も「兵庫の男」としてJR西日本さんにメールを出したいことがあります。滋賀県の草津市で定例会を持つ私は、いつも新快速のお世話になります。尼崎や大阪駅で上りの新快速を待っていると「近江塩津行き」が来ます。表示の下に小さく「(米原経由)」とありますが、何度乗ってもドキドキします。「携帯を見ている間に近江舞子に行ってしまわないか」と。近江○○イコール湖西、と思い込んでいます。

 おそらく、同じ不安から次の「長浜行き」や「野洲行き」に遅らせた方は多いと思います。JRさんには「終着駅が行き先」の決まりがあるのだと思います。しかし結果、迷う人が多い場合は「米原方面行き(終着駅・近江塩津)」と「米原」の方を大きく表示した方が分かりやすいと思います。「敦賀行き(米原経由)」も同じことが言えます。

 実はこれを以前、弟子の喬若(きょうじゃく)に話したことがあります。「師匠、文句言うたらアキマセン。普通料金で最高速度130キロの新快速を走らせたのは、JR西日本が先駆けなんですから」。しもた、ここにも鉄チャンがおった。

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