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そば屋はなぜ、四つの宅配代行サービスを使うのか 苦境続くコロナ禍の飲食店

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店長の大野慎介さん=東京都渋谷区の「そば處大野屋元代々木町店」で2020年12月22日、米田堅持撮影
店長の大野慎介さん=東京都渋谷区の「そば處大野屋元代々木町店」で2020年12月22日、米田堅持撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、苦境が続く飲食店。その中で「ウーバーイーツ」に代表される宅配代行サービスを使う店も多い。店側はなぜ、多いとは言えない利益が削られる手数料を払ってまで依頼するのか。四つの宅配代行サービスを使うそば屋を訪ねた。【米田堅持】

帰ってこない店長

 「今はマンションがオートロックの上、入り口から玄関まで遠いこともあって思ったよりも時間がかかる」

 東京都渋谷区元代々木町で「そば處(どころ)大野屋元代々木町店」を営む大野慎介さん(51)は、宅配代行サービスを使う理由の一つに現在の住宅事情が影響していると明かす。同店は1948年に大野さんの祖父が創業し、20年ほど前までは出前をやっていた。高度経済成長の波もあり、一時期は出前が7割を占めていた時期もあったが、出前の需要が減ったことや「お客さんと向き合って、おいしく食べる姿を見たい」という思いも…

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