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ニュース|第100回全国高校ラグビー

第100回全国高校ラグビー大会のニュースです。

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指導者として再び花園へ 高校ラグビーに変化もたらした外国人留学生

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NO8として花園で力強いプレーを見せた日本航空石川(当時は日本航空二)のシアオシ・ナイ監督。チームの意識を高める役割も担った=東大阪市で2007年12月30日、森田剛史撮影
NO8として花園で力強いプレーを見せた日本航空石川(当時は日本航空二)のシアオシ・ナイ監督。チームの意識を高める役割も担った=東大阪市で2007年12月30日、森田剛史撮影

 今冬で100回の節目を迎える全国高校ラグビー大会(27日開幕、毎日新聞社など主催)では、多くの外国人留学生がパワフルなプレーや卓越したスピードで注目を集めてきた。以前は偏見にさらされた選手もいたが、個々のプレーを超えた周囲へのプラス効果を指摘する声も多い。花園の歴史を彩った留学生の歩みを追った。

 全国高校大会に留学生が初めて出場したのは、四半世紀前の第74回大会(1994年度)。ラグビー大国であるニュージーランド(NZ)から宮城・仙台育英に入学した2年生のブレンデン・ニールソンは、体格こそ日本選手と変わりはなかったが、FWとしてセンスにあふれたプレーで攻守の要となり、仙台育英の18大会ぶりの花園出場に貢献した。

「ガイジンを潰せ」過去には偏見も

 一方で、試合では「ガイジンを潰せ」という心ない声を耳にしたといい、現在も指揮を執る丹野博太監督(55)は「外国人の力を借りるのか」と嫌がらせの電話を受けたこともある。それでもチームメートと切磋琢磨(せっさたくま)して社会人でもプレーを続け、日本代表にも選ばれた。2006年に日本国籍を取得してニールソン武蓮伝(ぶれんでん)と名前を変えた。42歳となった今は、仙台育英で社会科教諭をしながら、ラグビー部のヘッドコーチ(HC)も務めている。熱心な指導が評価され、19年度には高校日本代表のコーチにも名を連ねた。

多様性の大切さ学ぶ機会に

 ニールソンHCのように、指導者として第100回大会に臨むのは、日本航空石川のシアオシ・ナイ監督(31)だ。外国人留学生として花園でプレーし、監督として再び大舞台に戻ってくるのは初のケースだという。

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