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第100回全国高校ラグビー

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「悔しい思い出しかない」花園が飛躍への原点 W杯日本代表主将・リーチの金言

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新型コロナウイルスの流行下で花園に臨む高校生たちへエールを送る2019年W杯日本代表主将のリーチ・マイケル=東京都府中市で2020年11月21日、内藤絵美撮影
新型コロナウイルスの流行下で花園に臨む高校生たちへエールを送る2019年W杯日本代表主将のリーチ・マイケル=東京都府中市で2020年11月21日、内藤絵美撮影

 第100回の節目を迎える全国高校ラグビー大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高校体育連盟、大阪府、大阪府教委主催)は27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。高校ラグビーは時代とともに変化してきたが、海外からの留学生の台頭もその一つ。2019年ワールドカップ(W杯)で8強入りした日本代表の主将を務めたFWリーチ・マイケル(32)=東芝=は、高校1年でニュージーランドから北海道・札幌山の手高に留学。04年度から3大会連続で出場した。花園をステップに世界へと活躍の場を広げたリーチが高校時代の経験を振り返り、新型コロナウイルスの影響の中で大舞台に臨む高校生たちへメッセージを送った。【聞き手・谷口拓未】

 花園では、札幌と全国のラグビーの差があまりにも大きかったことが、最も記憶に残っている。悔しい思い出しかないが、そう感じることができた花園は原点になった。僕の世代は本当にレベルが高かった。(06年度の第86回大会で優勝した)東海大仰星(現東海大大阪仰星)の山中亮平(神戸製鋼)、国学院栃木の田村優(キヤノン)……。この中で一番強くなれば、日本代表になれると思った。

トンガ人留学生との実力差バネに

 1年生の時には対戦相手から「大したことない」と言われた。初出場した花園では2回戦で正智深谷(埼玉)に5―89で負けた。相手のトンガ人留学生との実力差は大きかった。「留学生は強い」というイメージを持たれていたが、僕はチームメートのために何もできなかった。仲間をがっかりさせたのが一番悔しかった。そんな思いは二度としたくなかったので、もっと頑張った。

 花園は、全国での自分の力、立ち位置を知ることができる場だと思う。大会中にいろいろなチームや選手を見て、自分が次の年に何をすべきかを考えた。トンガ人留学生を見て、この人たちに勝つためには体を大きくしなければいけないと思った。僕は来日した頃、178センチで、80キロもなかった。

 札幌山の手の(佐藤)幹夫先生(監督)にたくさんハンバーグを食べさせてもらい、寝る前にはバターを塗ったトースト8枚を食べた。…

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