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回想2020

相模原事件と川崎市立小の就学拒否 「共生社会」はどこに 障害者/健常者、排除されぬ壁 /神奈川

転校先の小学校に通う光菅和希さん(右)と母悦子さん=東京都世田谷区で2020年7月22日、高田奈実撮影

 障害者を巡る裁判の判決が3月、横浜地裁で相次いで出された。一つは相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で利用者らを殺傷したとして殺人罪などに問われた植松聖(さとし)死刑囚に対する刑事裁判。もう一つは、公立小学校への入学を拒否された重度障害児が就学を求めた民事裁判だ。

 筋力が低下し、呼吸や歩行などが困難になる指定難病「先天性ミオパチー」のため、人工呼吸器を装着している光菅(こうすげ)和希さん(9)が小学校に就学する際、両親は地元の川崎市立小への就学を希望したが、指定されたのは県立特別支援学校だった。公立小を望んだのは、幼稚園で同い年の子に囲まれて過ごすことで和希さんの成長を手に取るように感じられたからだ。

 県と川崎市を相手取った訴訟は、決着まで1年半を要した。判決は3月18日。植松死刑囚に死刑が言い渡された2日後だった。地裁は「障害者に対する不合理な差別とまでは言えない」と請求を棄却した。その後、一家は東京都世田谷区に転居。和希さんは6月、区立小に入学して普通学級に通っている。

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