メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

いきものと生きる

日本産「緑の怪物」とダニ=五箇公一

クズが生い茂る空き地=五箇公一さん提供

 冬の季節がやってきた。自分が現在住んでいる茨城県つくば市は、景観の変化に冬の到来を感じさせる要素が少ないのだが、唯一、冬という季節を感じさせてくれる植物がある。それはクズである。

 夏から秋にかけて、雑木林を切り開いた空き地や、高速道路ののり面などにつるを伸ばしてびっしりと生い茂り、まさに陸地のサルガッソー(密生した浮遊海藻によって船が航行不能になり遭難するという伝説がある北大西洋の海域)といった状態になる。

 筆者の自宅から職場への自動車での通勤路にもクズが生い茂った空き地の脇を走る道があり、夏場は道路の幅が半分くらいになるほどクズがせり出してくる。車を走らせて左側のミラーにクズのつるがパチパチと当たる音を聞いて、「あー、夏真っ盛りだ」と感じ、冬が近づくにつれてクズの葉の緑が衰え、やがて道路の見通しも良くなったのを見て、「あー、もう冬が来たか」と季節を感じる。

この記事は有料記事です。

残り878文字(全文1263文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 鼻出しマスクで失格の40代受験生、トイレにこもり警察出動 注意されせき込む仕草も

  2. 際立つ大阪のコロナ死 その理由、高齢者の「命のリスク」高める構図とは

  3. 「菅語」を考える 緊急事態なのに「あいさつ」 響かない首相会見 青木理さんが考えたメディアの責任

  4. 英変異株、初の市中感染か 英国滞在歴ない静岡県の男女3人

  5. 全国で新たに4927人感染確認 月曜最多 重症者973人、15日連続最多更新

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです