全国を放浪、産卵以降に定着 コウノトリの移動パターンを科学的に証明 兵庫

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コウノトリの背中に長さ約10センチの発信器を取り付ける兵庫県立コウノトリの郷公園の職員=同公園提供
コウノトリの背中に長さ約10センチの発信器を取り付ける兵庫県立コウノトリの郷公園の職員=同公園提供

 兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)の大迫義人エコ研究部長(県立大大学院教授)と江崎保男園長がGPS(全地球測位システム)を装着したコウノトリ4羽の2020年までの移動パターンを分析した。その結果、未成熟な個体は滞在と移動を繰り返して全国を放浪するが、性的に成熟すると定着・繁殖し、産卵以降は離れないことが科学的に裏付けられたとしている。【村瀬達男】

 同園によると、08年以降、GPS内蔵のソーラーパネル型発信器(重さ70グラム)を計23羽の背中にランドセルのようにフッ素樹脂リボンで装着。大迫部長らは巣立ちや放鳥から定着・繁殖まで追跡できた4羽の移動距離を初めてグラフ化した。例えば、朝来市で17年8月に放鳥された雌は20年4月、2歳9カ月で京都府綾部市で産卵するまで、西日本を中心に1日約150~200キロを頻繁に移動したが、産卵後は10キロ前後…

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