立憲民主党の小川淳也衆院議員が新型コロナウイルスに感染し、入院は11日間に及んだ。病棟には「汚染地域」と真っ赤な文字で書かれており、隔離された病室での治療に孤独感が募ったという。小川氏は「感染しないように相当注意していたのに……」と首をかしげる。退院して仕事に復帰した小川氏に、自身の体験を尋ねた。【木許はるみ/統合デジタル取材センター】
――体調の異変に気付いたのはいつですか。
◆11月16日、月曜日の夜です。この日は、地元(香川県)で発生した鳥インフルエンザの関係で、厚生労働省と農林水産省の大臣と面会し、午後には国会の健康センター(ジム)を利用して帰宅しました。それまでは元気だったんです。異変があったのは午後7時前ごろです。議員宿舎で晩ご飯を取った後でした。何か体がだるいなと思って、熱を測ると37・5度くらいありました。それで午後9~10時ごろ、早めに布団に入ったのですがなかなか寝付けない。1時間おきに目が覚めてしまうので、そのたびに熱を測ると、約0・5度ずつ上がっていくんです。夜中には39度になってしまいました。熱が上がるにつれ、体がどんどんしんどくなって。そんな高熱はめったに出ません。「ただごとじゃない。PCR検査を受けねば」と思いました。
――検査はすぐに受けられたのでしょうか。
◆以前から、もしもの時のために、宿舎の近所でPCR検査をしているクリニックを調べていまし…
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