「温めますか」と聞かれて驚いた 手話を使う私が体験した「静かなスタバ」

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 「世界一静かなスタバ」が今年6月、国内で初めてオープンした。東京都国立市にある「スターバックスコーヒーnonowa国立店」だ。聴覚障害を持つスタッフが中心となって働くこの店は、「手話の店」を意味する「サイニングストア」と呼ばれている。メニューを指し示したり手話を使ったりして注文できる。筆者は聴覚障害があり、普段はスマートフォンのメモを見せて注文しているが、細かくオーダーできないこともある。サイニングストアでは、どのような工夫がされているのだろうか。店を訪れ、手話でスタッフに取材した。【大垣京佳】

 JR国立駅を出ると、九つの手を描いた看板がすぐ目に入る。一つ一つの手はアメリカ式の手話で、「STARBUCKS」と表している。中に入ると、レジに立つ店員が、注文表を指さしたり筆談したりしながら、客からの注文を受けていた。店内に置かれたデジタルサイネージには、手話を紹介するイラストが映し出されている。飲み物ができると、ここに番号が表示される。客はカウンターで番号を指さし、店員は商品を手渡す。手順は…

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