再審無罪の元看護助手が国賠提訴 湖東記念病院冤罪 大津地裁

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国家賠償を求めた提訴後の記者会見で心境を語る元看護助手の西山美香さん=大津市で2020年12月25日午前11時13分、山田尚弘撮影
国家賠償を求めた提訴後の記者会見で心境を語る元看護助手の西山美香さん=大津市で2020年12月25日午前11時13分、山田尚弘撮影

 湖東記念病院(滋賀県東近江市)の入院患者への殺人罪で服役後、再審無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(40)が25日、国と県に計約4300万円の国家賠償を求める訴えを大津地裁に起こした。大津市内で記者会見した西山さんは「私の事件を教訓に司法を変えていかないといけない。二度と冤罪(えんざい)による被害者が生まれないよう頑張りたい」と力強く語った。

 3月の再審判決は、取り調べをした刑事が軽度の知的障害がある西山さんの迎合的な態度や恋愛感情を利用し、自白を誘導したなどと認定した。しかし、滋賀県警の滝沢依子本部長は県議会で「不適切な取り調べなどは確認していない」と答弁し、西山さんに直接謝罪していない。9月には捜査証拠の取り違えで、20代女性を傷害容疑で誤認逮捕していた問題も発覚した。

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