11月に審査結果が発表された「第48回毎日農業記録賞」には道内から21編の応募があり、4作品が入賞しました。入賞作の要旨を2回に分けて紹介します([下]は29日掲載予定)。
私には甲状腺乳頭癌(がん)という持病があります。24~33歳の間に手術と2度のアイソトープ(放射線)治療を経験しました。このままでは抗がん剤治療に進み、早々と死に至る。そんなイメージが沸き上がりました。そこで食事を中心とした生活改善を指導してくれる医師のもとへ通い、実践しました。食への気付きが強くなった私が、農業科のある高校に赴任できたのは何かのご縁でしょうか。
美幌高に赴任して4年目、生産環境科学科を担任することになりました。家庭科教員に務まるだろうかと不安もありましたが、副担任にエネルギッシュな農業科教員に就いていただき、心強い存在でした。空き時間にクラスの実習風景を見に行くことにしました。子どもたちの表情は真剣そのもの。教室で授業を受けている人と別人か!?とも思い、農業は「大変そうだし、日焼けするけど、何だか楽しそうだな」と感じました。
この記事は有料記事です。
残り2733文字(全文3233文字)
毎時01分更新
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「巣ごもり」需要の高まり…
3月で東日本大震災の発生から10年になる。仙台市出身のお笑…
新型コロナウイルスの急速な感染拡大で各地の病床が足りなくな…