琵琶湖北湖で貧酸素状態が深刻化 上下層の水が混ざる「全層循環」未発生が原因か

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琵琶湖。手前は大津市街地=本社ヘリから
琵琶湖。手前は大津市街地=本社ヘリから

 琵琶湖北湖の「第一湖盆」の水深70メートルにおける底層溶存酸素(底層DO)が今冬、生物への影響が懸念される水1リットル当たり2ミリグラムを下回っていることが、滋賀県の調査で分かった。今年8月に水深90メートルで同2ミリグラム以下を記録して以降、酸素の少ない状態が、より上層部へと広がりを見せている。県琵琶湖保全再生課は15日に調査結果を公表すると共に「気候変動の危機が近づいているサインだと受け止め、注視していく必要がある」と警戒感を示した。

 1979年の調査開始以来、今津沖の第一湖盆の水深70メートルで同2ミリグラムを下回るのは初めて。更に、比良沖の「第二湖盆」の水深75メートルでも初めて同2ミリグラムを下回った。第一と第二湖盆の水深70メートルの湖底の面積は、琵琶湖全体の約24%に上る。

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