「ソーゾーシー」演芸界の台風の目に?「そろそろ世に出てもいいはず」の4人

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(左から)立川吉笑さん、瀧川鯉八さん、春風亭昇々さん、玉川太福さん=東京都港区で、長谷川直亮撮影
(左から)立川吉笑さん、瀧川鯉八さん、春風亭昇々さん、玉川太福さん=東京都港区で、長谷川直亮撮影

 若手の活躍が著しい演芸界で今年、台風の目となりそうなのが、新作を得意とする落語家3人と浪曲師1人が2017年に結成したユニット「ソーゾーシー」。新たな年にさらなる飛躍を誓う彼らの魅力を探った。

空気を変えたかった

 ――ソーゾーシーを結成したきっかけは?

 昇々 「古典が標準で新作は傍流」という演芸界の空気を変えたかった。1人では声が小さくなるので3人を誘いました。公演では4人とも新作のネタおろし(初演)をしています。

 ――互いにメンバーを紹介してください。

 昇々 鯉八兄(あに)さんは独自路線を貫いていますよね。

 吉笑 ネタ作りもしゃべり方も一切、落語に軸足をおいていない感じがすごい。

 太福 似た噺家(はなしか)さんが誰もいない。毎回オリジナリティーの強いネタを作るのもすごいと思う。

 鯉八 昇々くんは、昇太師匠のお弟子さんのなかでは一番「昇太イズム」が強い。自分を解放して全力でお客さんにぶつけながら表現するスタイルです。

 吉笑 ピュアな人。新作にかける思いとか、恥ずかしくて言えないこともきちんと言ってくれます。

 昇々 吉笑くんは頭の回転が速くて、台本を作らず自由自在にできる天才肌。裏方の事務作業も率先してやってくれます。

 太福 ネタは間違いなく新しい。お笑い好きの若い人が聞いてもすっと入っていく落語だと思う。コロナ禍で無観客の配信ライブをやった時、「お客さんがいないのが悲しくて泣けてきた」と言っていた。理論派だけど感受性が豊かなんです。

 鯉八 太福さんは4人の中で一番活躍している。体も大きいけどスケールもでっかい。落語よりも日が当たっていなかった浪曲という芸を選んだ人の覚悟が僕らよりあると思う。

 吉笑 太福兄さんの芸を初めて聞いた時、「浪曲ってこんなに笑える芸なのか」と驚きました。

 太福 世間では浪曲は…

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