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平安時代から続く「市川手すき和紙」の伝統継承や後継者育成を担う市川三郷町の「市川手漉(す)き和紙 夢工房」が、紙すき用具や備品を充実させるため、インターネットで寄付を募るクラウドファンディングを始めた。工房で働く職人は市川和紙の普及や新商品の開発に向け、意気込んでいる。【山本悟】
夢工房は、町が市川和紙工業協同組合などと連携し、2020年3月に鉄骨平屋建ての施設を整備。和紙職人を目指す2人を雇い、同年8月にオープンした。市川和紙の伝統技術を習得できるほか、一般の希望者も和紙づくりを体験できる。
ただ、原料となるミツマタ、コウゾなどの皮の繊維をほぐす機械や、紙をすく木製の「すき舟」が小型のため、A3判より大きな和紙を製作することができないという。
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