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戸田恵梨香さん より自由に、より心豊かに表現する「家族の愛」

戸田恵梨香さん=東京都港区で、小川昌宏撮影

TBS系ドラマ「俺の家の話」で謎のヘルパー役

 ある時はパラパラを踊るギャル、ある時はIQ201の刑事、そしてある時は信楽焼の陶芸家。10代半ばのデビュー以来、ドラマ、映画の第一線で実に多彩なヒロインたちを演じてきた。

 キャリアを重ねながら、確実に表現の幅を広げている女優が新年に取り組むのは「謎のヘルパー」志田さくら役。22日スタートの連続ドラマ「俺の家の話」(TBS系金曜午後10時)で、物語の鍵を握る重要な人物だ。

 実家の能の宗家を継ごうと決意するプロレスラー、観山寿一(長瀬智也)を巡るホームコメディー。寿一の病身の父、寿三郎(西田敏行)の世話を施設で担当した縁で、さくらは観山家に入り込む。献身的に介護に当たるが、一方では周囲から遺産目当てではないかとも疑われる。

 「彼女は人格が分裂していたり、二重人格であったりと思われるかもしれません。が、それは違います。あくまでも、さまざまな状況に応じてしっかり対応を変えながら、ベストを尽くしている女性だと思います」。複雑な役どころをこう話す。「まだ愛情というものを知らないさくらは、寿一たちと出会うことで家族の愛を知っていきます」

 自在に役を生きるすべを身につけた2021年の戸田恵梨香こそ体現できる一筋縄ではいかないキャラクター。また一つ新たな挑戦が始まった。

悩み、葛藤した10代

 今でこそトップ女優の一人として、静かなオーラをカメラの前で見せる戸田恵梨香だが、その表現者人生の始まりには葛藤もあったようだ。

 「20歳ぐらいまで、自分に対するパブリックイメージのようなものが強くて、何か違和感を感じていました。どうしたら殻を破れるのか、ずっと考えていた時期もありました」

 映画デビュー作「デスノート」(2006年)で演じたゴスロリ姿の弥海砂(あまねみさ)、ドラマ「ギャルサー」(同、日本テレビ系)での落ちこぼれギャルのサキ、ドラマ・映画「LIAR GAME」(07~10年、フジテレビ系)での「バカ正直の直(なお)」。いずれの作品でもキラリと光り、将来が嘱望されていたが、悩みながらの出演だったのだろう。

 転機となったのは、…

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