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<影山貴彦のテレビ燦々(さんさん)>
20日夜。「M-1グランプリ2020」(ABCテレビ系)と「鬼滅の刃」の特別編集版「柱合(ちゅうごう)会議・蝶(ちょう)屋敷編」(カンテレ系)が同時間帯で放送され、いずれも高視聴率を獲得した。コロナ禍の中、最後くらい笑って締めたいと願う人々に支えられ、今年の「M-1」は特に「熱」を帯びたように思う。優勝したマヂカルラブリーは言うに及ばず、司会や審査員を含む出演者、関係者の努力に拍手を送りたい。「M-1」で司会を務め、20年を代表するドラマとなった「半沢直樹」(MBS系)では半沢の妻・花役を好演した上戸彩。さりげなくすごい。
「鬼滅の刃」への説明は不要だろう。ほぼ映画デビューに等しい私だったが、鬱屈とした日常を送る今の人々へのポジティブな応援歌と解釈できるメッセージ性に、しっかり心をつかまれた。興行収入の順位のみを取り上げたニュースが目立つが、中身が伴えばこその結果であることを忘れないでいたい。
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