心に染み入るほのかな明かり 被災地で竹灯籠ともし続けたボランティア男性 兵庫

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竹灯籠にメッセージを書き込む山川泰宏さん=神戸市灘区の摩耶埠頭公園で、2012年撮影
竹灯籠にメッセージを書き込む山川泰宏さん=神戸市灘区の摩耶埠頭公園で、2012年撮影

 阪神大震災の犠牲者を追悼する「1・17のつどい」や東日本大震災の被災地で20年以上にわたり、竹灯籠(とうろう)の明かりをともし続けた兵庫県西宮市のボランティア、山川泰宏さんが4月、肺腺がんのため亡くなった。享年82。大切な人を失った被災者のため、震災を忘れないため、竹灯籠(とうろう)のほのかなあかりが生み出す追悼の空間を守ろうと、一途に活動した晩年だった。

 山川さんはボランティア団体「神戸・市民交流会」のメンバーとして、神戸市の東遊園地で竹灯籠をともす「1・17のつどい」に当初から携わり、2010年からは事務局長を務めた。竹の提供などで協力してきた佐用町の大林和也さん(74)は「準備やイベント後の竹炭作りなど、縁の下の仕事は本当に大変だったと思う」と思いやる。

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