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探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

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はやぶさ2・津田雄一さんに聞く(下) 「はやぶさの存在はプレッシャーだった」

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探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに2回目の着陸を果たしたことを確認し、メンバーと抱き合って喜ぶ津田雄一プロジェクトマネジャー(中央)=相模原市のJAXA宇宙科学研究所の管制室で2019年7月11日午前10時20分(同研究所提供)
探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに2回目の着陸を果たしたことを確認し、メンバーと抱き合って喜ぶ津田雄一プロジェクトマネジャー(中央)=相模原市のJAXA宇宙科学研究所の管制室で2019年7月11日午前10時20分(同研究所提供)

 探査機はやぶさ2が訪れた小惑星リュウグウは、表面が岩だらけのデコボコで、安全に着陸できそうな場所が見当たらなかった。追い詰められたとき、プロジェクトはどう考えたのか。津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャー(45)へのインタビューの(下)は、「究極の選択」を迫られたときの心境や、はやぶさ2の広報戦略などを聞いた。【永山悦子/オピニオングループ】

「僕はポットにお湯は入れない」

 ――1回目の着陸が(当初予定の2018年秋から19年に)延期になったり、2回目の着陸についても(1回目に成功しているのだからあえて危険をおかさないように)「挑戦しない」という選択肢を幹部から突きつけられたりするなど、成功の陰で厳しい場面が少なくありませんでした。いずれも「究極の選択」を迫られたと思いますが、そのとき、どんな気持ちで課題に取り組んだのでしょうか。

 ◆最初の着陸の前は、技術的に「詰み」にならないようすることに気を付けました。着陸方法を検討する過程で多くの枝分かれがありましたが、「あるところまで戻れば別の選択肢に乗り換えられる」という状態を常に意識していました。袋小路に入り込んでゲームオーバーと…

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【はやぶさ2】

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