水と塩で飢えしのぎ…無戸籍の女性はなぜ餓死したのか 78歳の戦災孤児

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
女性が餓死しているのが見つかった民家=大阪府高石市で2020年12月26日、森口沙織撮影
女性が餓死しているのが見つかった民家=大阪府高石市で2020年12月26日、森口沙織撮影

 大阪府高石市の住宅で2020年9月、高齢女性が餓死し、同居の息子も衰弱しているのが見つかった。女性は78歳、息子は49歳とみられるが、いずれも戸籍がなかった。最後は人知れず、水と塩だけで飢えをしのいでいたといい、息子は「無戸籍で市役所に助けを求められなかった」と警察に話している。太平洋戦争で孤児となり、80年近く戸籍を持たないまま生きてきたという女性に何があったのか。

この記事は有料記事です。

残り1570文字(全文1756文字)

あわせて読みたい

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集