歳出圧力に防戦強いられ 最強官庁、主計官の苦悩 政治にも配慮し「15カ月予算」編成

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各主計官の名前が表紙に明記された予算案の説明資料=赤間清広撮影
各主計官の名前が表紙に明記された予算案の説明資料=赤間清広撮影

 2021年度政府予算案が21日に閣議決定された。新型コロナウイルスの感染拡大という異例の状況下ではあったが、歳出は3年連続で100兆円を超え、借金頼みは一層強まった。毎日新聞でも肥大化した予算案を厳しく批判した。

 予算編成作業を終えた今、財務省主計局のフロアは静けさを取り戻し、省内のコンビニエンスストアでは入荷するたびすぐ売り切れた栄養ドリンクが一日中、棚に並んでいる。年の瀬を迎えた財研(財務省内の記者クラブ)で記事のスクラップをめくりながら、予算を追い続けた日々を思い返した。

 「『忙しい』と言うのは好きじゃないけど、マジで忙しい。追い込まれている」。11月中旬、やっと1対1でじっくり話を聞く機会を得た主計官の1人に「戦況」を尋ねると、こう言って深くため息をついた。20年度第3次補正予算案と合わせた「15カ月予算」の編成作業が本格化していた。

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