絶滅危惧種ミヤマシロチョウ衰亡進む 八ケ岳連峰や美ケ原高原で姿消す 長野

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ハクサンフウロの蜜を吸うミヤマシロチョウ。「深山の妖精」とも呼ばれる=長野県東御市の湯の丸高原で2013年7月14日午前11時35分、武田博仁撮影
ハクサンフウロの蜜を吸うミヤマシロチョウ。「深山の妖精」とも呼ばれる=長野県東御市の湯の丸高原で2013年7月14日午前11時35分、武田博仁撮影

 希少な高山チョウで絶滅危惧種のミヤマシロチョウが近年、生息地の八ケ岳連峰や美ケ原高原で姿を消した。いずれもほぼ絶滅状態で、保護団体が憂慮している。明治時代に八ケ岳で初めて発見され「シナノシロチョウ」の別名がある信州ゆかりのチョウだが、一部の生息地を除き、急速に衰亡が進んでいる。

 標高1400~2000㍍の渓谷や疎林、草原に生息するが、高度経済成長期から進んだ別荘開発などの影響で減少。幼虫はガのような毛虫で、葉を食べるヒロハヘビノボラズなどの低木で集団生活をするため、駆除対象にもなったという。

 近年さらに、生息域で地球温暖化に伴う森林化が進み、チョウが好む開けた環境が減ったことや、蜜を吸う植物へのニホンジカの食害などが要因で衰亡が進んだとみられる。

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