毎日新聞
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新型コロナウイルスの感染対策で政府が「静かな年末年始」を過ごすよう呼びかける中、本格的な帰省シーズンが29日、始まった。例年なら古里へ帰る客でごった返す東京駅の新幹線ホームも混雑はみられず、ラッシュなき年の瀬となった。
東京都国立市の大学4年の男性(21)は大阪の実家に帰省した。今年は大学の講義も就職活動もオンラインだった。「GoToトラベルも止まったし、卒業旅行はなしかな。帰省先で友だちと会うのもはばかられるので、家でゆっくり妹に勉強を教えようと思う」と語った。生後5カ月の長男と夫と京都に向かった女性(32)は「出産時も面会制限で夫しか入れず、親類に息子を初めて会わせられる。このままだと息子が大きくなっちゃうので帰省を決めた」と話した。
「1年ぶりに友だちと会えるのが楽しみ」とほほ笑むのはミャンマー出身の会社員(25)。2月に来日してから新型コロナの影響で一度も古里に帰れていない。この日は大阪にいる同郷の友人に会いに行くという。
JR各社によると、東海道新幹線は、この日午後4時までに東京発で自由席乗車率が50%を超えたものはなく、10%以下も目立った。一部は名古屋出発時に60%になった。指定席は1月5日まで全ての日で空席がある状況という。東北、山形、上越、北陸の各新幹線も東京発の列車に混雑はなく、自由席乗車率は40%を超えなかった。【林田奈々、村上尊一】
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