連載

街角から

海外特派員がそれぞれの赴任先の「街角」で感じたことを届けるコラム。

連載一覧

街角から

夜の学校 台北支局・福岡静哉

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
建安小では週3回、夜に多国籍の人々が中国語を学ぶ。ベトナム出身のリンさん(手前左)は、長女の氏玲ちゃん(同右)と一緒に授業を受けている=台北市の建安小学校で2020年12月4日午後8時28分、福岡静哉撮影
建安小では週3回、夜に多国籍の人々が中国語を学ぶ。ベトナム出身のリンさん(手前左)は、長女の氏玲ちゃん(同右)と一緒に授業を受けている=台北市の建安小学校で2020年12月4日午後8時28分、福岡静哉撮影

 「これは誰の本ですか」「これは私の本です」。台湾・台北市にある建安小の教室に、許鴻文教諭(49)の発音をまねする生徒の声が響く。週に3回開かれる中国語の夜間教室で、生徒の出身国はベトナム、フィリピン、イタリア、日本など多彩。20人以上が児童用の椅子に座り、黒板の漢字を熱心にノートに書き写していた。

 こうした夜間教室は台湾全土に400以上。政府の補助金で運営され、無料で受講できる。近年は外国人が大半を占めるが、もともとは台湾人の成人を対象に始まった制度だ。こ…

この記事は有料記事です。

残り347文字(全文578文字)

あわせて読みたい

注目の特集