「からゆきさん」見た地獄 60年前の証言テープ発見 汚物にまみれ密航/1日に客49人

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宮崎康平氏が「からゆきさん」をインタビューした際に録音したテープ。「からゆきさんの話(1)」と書いた紙が貼られている=内嶋善之助さん提供
宮崎康平氏が「からゆきさん」をインタビューした際に録音したテープ。「からゆきさんの話(1)」と書いた紙が貼られている=内嶋善之助さん提供

 幕末から明治、大正にかけ、貧しさから海外に渡り、娼婦(しょうふ)として働いた女性「からゆきさん」の一人が、約60年前に渡航の経緯や海外での過酷な体験を語った肉声テープが見つかった。多額の借金を背負わされ、1日に49人もの客を取らされたことなどを赤裸々に明かしている。からゆきさんの肉声はほとんど残っておらず、専門家は「当事者から見たリアルな生活実態や考え方が分かる極めて貴重な史料」と指摘する。

 女性は長崎県島原市出身。病身の父ときょうだいを養うため、女衒(ぜげん)の手引きで1904年ごろ、16歳でシンガポールに密航した。娼館で働き、イギリス人に身請けされたが、終戦直後の46年ごろに帰国。67年に亡くなった。

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