宮内庁は1日、新年に合わせた天皇陛下のビデオメッセージを公表した。陛下は新型コロナウイルスの感染拡大に直面する国民に対し、「安心して暮らせる日が遠くない将来に来ることを信じ、互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んでいくことを心から願っています」と呼びかけられた。
陛下が国民に向けてビデオメッセージを出すのは初めて。皇居での新年一般参賀が中止となり、恒例のおことばがなくなったことを踏まえて決めた。
住まいの赤坂御所(東京都港区)で収録した映像は6分45秒にわたり、皇后雅子さまも同席した。陛下はメッセージの大半を新型コロナを巡る国民への思いに充てた。これまでの状況を「困難と試練」と位置づけ、犠牲者の家族に「お悲しみもいかばかりか」と哀悼の意を示した。医療従事者への敬意と感謝の意を改めて表し、経済的困窮者や、差別や偏見を受けている感染者らを案じた。
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