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日本人に最も愛されてきた歴史上の人物といえば、聖徳太子もその一人だろう。2021年は1400年遠忌にあたり、生誕の地の奈良県内では多数の関連行事が予定される。一方、謎多き人物としても知られ、そのミステリアスな側面は人々を引きつけてやまない。学問の世界では、実在と非実在を巡る議論が巻き起こされてきた。虚構説の火付け役となった大山誠一・中部大名誉教授(日本古代史)と実在論者の石井公成・駒沢大教授(仏教学)に話を聞き、太子にちなんだ伝説やゆかりの寺を紹介する。
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