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第97回東京箱根間往復大学駅伝競走は2日、東京・大手町―神奈川・箱根町の往路5区間107・5キロに21チーム(オープン参加の関東学生連合を含む)が参加して行われ、創価大が初の往路優勝を果たした。
他大学を追う場面も、単独で走る場面も、創価大の選手たちはぶれずに淡々と走り続けた。全員が区間6位以内という堅実な走り。榎木和貴監督が「全く予想していなかった」という強さを発揮し、「優勝候補」と目される強豪校を大差で退けて往路を制した。
前回大会はアンカーで区間賞を獲得し、初のシード権獲得の立役者となった嶋津雄大(3年)。今回は4区を任され、34秒差の2位でたすきを受けると「1位が見えて気持ちが上がった」と前を追った。6キロ手前で先頭に立つと、そのままハイペースを維持してたすきをつないだ。
「あとは1位でゴールまで持って行くだけ」。5区・三上雄太(3年)は優勝を確信して走り出した。実は昨年11月、箱根の山で行われた「激坂最速王決定戦2020@ターンパイク箱根」の登りの部(13・5キロ)で優勝し、山上りへの適性は十分。前回は控えに回った三上にとって初の箱根路だったが、最初から最後まで表情を変えることなく「一人旅」を続けた。苦手とする下り坂も「怖さはあったが、足を壊す勢いでしっかり下った」と2位との差を広げてフィニッシュした。
2015年に初出場し、4度目の箱根路での快挙。就任2年目の榎木監督は「調整からしっかりはまったのかな。秘密は無く、選手が純粋に努力した結果」と話す。新型コロナウイルスの影響で出雲駅伝が中止となり、全日本大学駅伝は持ちタイムが及ばず出場できなかった。「箱根総合3位」の目標を掲げる榎木監督は「(復路は)先頭を走る喜びを楽しみながら、残り5区間の選手が走ってくれればいい」。気負わずのびのびと、新しい歴史を作りにいく。【円谷美晶】
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