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第100回全国高校ラグビー

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スローガンは「使命」 大阪朝鮮が花園に懸ける切実な思いとは

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【大阪朝鮮-秋田工】後半、大阪朝鮮の金昂平が自らキックしたボールをインゴールでキャッチしてトライ。選手たちは使命感を胸に花園に臨んでいる=東大阪市花園ラグビー場で2021年1月1日、猪飼健史撮影
【大阪朝鮮-秋田工】後半、大阪朝鮮の金昂平が自らキックしたボールをインゴールでキャッチしてトライ。選手たちは使命感を胸に花園に臨んでいる=東大阪市花園ラグビー場で2021年1月1日、猪飼健史撮影

 東大阪市花園ラグビー場で開かれている第100回全国高校ラグビー大会(毎日新聞社など主催)で、2大会ぶり11回目出場でシード校の大阪朝鮮(大阪第2)は、6大会ぶりに8強へ進んだ。かつては2大会連続で4強入りした実績を持つ強豪だが、最近は環境の変化に直面している。選手たちはある「使命」を胸に節目の花園に臨んでいる。

 1日の3回戦では、歴代最多15回の優勝を誇る秋田工に38―21で快勝した。攻撃を組み立てたSH李錦寿(リ・クンス、3年)は「自分たちのラグビーはFW、バックス一体のラグビー。相手の強いFWを走らせ、テンポの良いアタックができた」と自賛した。そして、こう続けた。「今季のスローガンは『使命』。花園で活躍する姿を見てもらい、朝高でラグビーがしたいと思う子を増やさないといけない。8強はスタートライン。全国制覇が使命です」

2009、10年度は4強も競技環境が変化

 大阪朝鮮にラグビー部ができたのは1972年。同校OBで新任教師だった金鉉翼(キム・ヒョニク)さん(71)が創設した。金さんは朝鮮大学校(東京)ラグビー部の1期生。東京教育大(現筑波大)で主将を務め、後に各地の朝鮮学校への競技普及に尽力した当時の監督、全源治(故人、チョン・ウォンチ)さんから指導を受けた。

 卒業後、母校に赴任した金さんは腕っ節の強い生徒たちを集め、一からチームを鍛えた。…

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