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第100回全国高校ラグビー

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今春定年の御所実・竹田監督 教員最後の花園に幕 全国高校ラグビー

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第100回全国高校ラグビー大会で、国学院栃木との2回戦で指示を出す御所実の竹田寛行監督(中央)=東大阪市花園ラグビー場で2020年12月30日、津村豊和撮影
第100回全国高校ラグビー大会で、国学院栃木との2回戦で指示を出す御所実の竹田寛行監督(中央)=東大阪市花園ラグビー場で2020年12月30日、津村豊和撮影

 教員生活最後の花園は、道半ばで終わりを告げた。東大阪市花園ラグビー場で3日に行われた第100回全国高校ラグビー大会(毎日新聞社など主催)準々決勝で、準優勝4回の御所実(奈良)は、連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)に7-50で敗れた。チームを率いて32年目で、今春に定年を迎える竹田寛行監督(60)は「選手は本当に最後までよう頑張った」。悲願の日本一には届かなかったが、教え子たちをねぎらった。

部員2人から準優勝4回の強豪へ

 試合後、グラウンドでは「竹田先生が最後なのに胴上げできなかった」と選手たちが泣き崩れていた。そんな姿を見つめ、竹田監督は静かに口を開いた。「この先の人生の方が長い。逃げないで最後までやり切ったことを褒めてあげたい」。指導者であるとともに、教育者としての面も強い人柄を感じさせた。

 徳島県美馬市出身で、同県立脇町高、天理大でFWとして活躍。卒業後は保健体育教諭となり、1989年に御所工(現御所実)に赴任した。だが、当時のラグビー部は2人の3年生のみ。部員集めに奔走し、熱血指導で「やんちゃ」な生徒の心をつかんだ。

 ずっと心に刻み込んできたことがある。就任2年目の試合中、2年生だったプロップの北島弘元さんが重傷を負い、約2カ月後に亡くなった。責任を取って辞職を申し出たが、選手や保護者たちに慰留され、「…

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