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膨大な同業者が退場していった中で、彼らが日々を重ねられた理由は何か。幸運や巡り合わせというだけでは見過ごしてしまう細部があるに違いない。その知恵を広く共有すべく、じっくり語っていただいた。
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<since 1920>
「おしゃれなお店ですよね。帰ってコーヒーを飲むのが今から楽しみです」
キャメルのコートを着た横浜市西区の主婦(34)は、ガラスのショーケースに並んだ数十種の豆から一つ選んで買い求めると、夫と連れだって店を出た。
キーコーヒーの全国58番目の直営店「Cl〓 de YOKOHAMA(クレ・ド・ヨコハマ)by KEY COFFEE」が昨年12月、JR横浜駅西口の横浜高島屋にオープンした。キーコーヒーが100年前に創業した横浜で開いた新しいスタイルの店は、デパートの広いフロアでもひときわ目を引いた。
そろえた豆は看板の「トアルコ トラジャ」など計45種類。「横浜の朝ブレンド」など同店限定ブレンドも6種類用意し、併設したカフェスタンドで好みの一杯を味わえる。
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