霞が関「最後の一等地」に建設される新庁舎とは 必要性に疑問符も

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新庁舎の建設予定地。資材置き場として使われている。奥中央が内閣府・内閣官房が入る中央合同庁舎8号館=東京都千代田区永田町で2020年12月22日、堀和彦撮影
新庁舎の建設予定地。資材置き場として使われている。奥中央が内閣府・内閣官房が入る中央合同庁舎8号館=東京都千代田区永田町で2020年12月22日、堀和彦撮影

 首相官邸から財務省に向かって坂を下りていくと、交差点手前の右手にかなり広い空き地がある。庁舎ビルが建ち並ぶ霞が関では異様な雰囲気だ。官僚たちが「霞が関最後の一等地」と呼ぶこの空間に、新庁舎建設計画が持ち上がっているという。一体、どんな計画なのだろうか。【堀和彦】

江戸時代は旗本の屋敷

 この空間は、首相官邸から東に直線距離で約250メートルほどの地点にある約1万7000平方メートルの空き地。庁舎ビルに周囲を囲まれる霞が関の官庁街の中心部に位置する。現在は付近の工事の資材置き場として使われている。

 2016年の東京都埋蔵文化財センターの調査報告書によると、江戸時代には旗本の屋敷が並び、明治期には元老院議長で日本赤十字社を創設した佐野常民(つねたみ)の屋敷があったという。戦後は民家や企業のビルが建っていたが、現在は空き地の状態が続いている。

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