乳がん体験、AIで共有 「患者の声」ネットで公開 奈良先端大が共同開発 /三重

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ABCエピソードバンクのサイトの改良を目指す荒牧英治教授(左)ら研究者=奈良県生駒市の奈良先端科学技術大学院大で2020年11月10日午後2時52分、久木田照子撮影
ABCエピソードバンクのサイトの改良を目指す荒牧英治教授(左)ら研究者=奈良県生駒市の奈良先端科学技術大学院大で2020年11月10日午後2時52分、久木田照子撮影

 奈良先端科学技術大学院大(奈良県生駒市)ソーシャル・コンピューティング研究室の荒牧英治教授(医療情報学)らの研究グループが、乳がん患者が投稿した体験をインターネットで公開する「ABCエピソードバンク」を患者らでつくる企業と共同開発した。患者は匿名で投稿が可能で、バンクのサイト上で読者と交流できる。バンク側は、人工知能(AI)の技術を使い、読者が求める内容に近い投稿を表示する。荒牧教授は「研究機関と患者グループが開発・運営する、世界でも珍しい取り組みではないか。患者や医療関係者などに活用してほしい」と話している。【久木田照子】

 主な対象は進行乳がん(Advanced Breast Cancer)の患者。この頭文字ABCをバンクの名称に採用した。同グループは、患者が体験を文章で語ることは、自身を客観視し、心が落ち着く状態につながるとみている。

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