新型コロナウイルスの感染拡大は、個人の自由を尊重してきた米国社会を根底から揺さぶった。拡大を抑止するため、個人の行動や経済活動を制限する行政命令への反発が、全米各地でわき起こった。
「自分は何がしたいのか。それを選ぶのはこの国では自由だ。私は仕事をすることを選んだ」。中西部ミシガン州オワッソーの理髪店経営、カール・マンキーさん(78)は2020年5月4日、州による営業禁止令の延長が繰り返されたことに反発し、春から閉めていた店を再開させた。州当局はマンキーさんの理髪店のライセンスを剥奪し、命令に違反したとして軽犯罪などで訴追。だが、マンキーさんは営業を続けた。
マンキーさんはこう強調する。「車のシートベルトを考えてほしい。着用せずに事故を起こしたらケガをするのは自分だ。重要なのは着用するかしないかを選ぶのは自分だということだ」
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