メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

九州豪雨 発生から半年 終わらぬ避難、春遠く 熊本・芦北の72歳、仮住まいは築100年

在宅避難を続ける川口重行さん(右)と妻スミエさん。テーブルはキャンプ用、テレビ台は段ボール箱で代用している=熊本県芦北町で2021年1月4日、徳野仁子撮影

 2020年7月の九州豪雨で甚大な被害を受けた熊本県内では、約4200人が仮設住宅などで暮らしている。浸水を免れた2階などで在宅避難を続ける被災者も少なくない。豪雨発生から4日で半年。いつになれば元の生活に戻れるのか。被災者は不安を抱えたまま新しい年を迎えている。

 「我が家は正月に息子が帰ってきてくれたけん久しぶりににぎやかになったけど、集落は静かなもんです。いつもの正月なら里帰りしてきた家の子供らの声が通りで響くとばってんな」。球磨(くま)川の氾濫で20世帯ある集落の大半が水につかった熊本県芦北町白石地区。区長を務める川口重行さん(72)は4日、被災から半年たった避難生活に疲労がにじむ声で語った。

 豪雨当日、20世帯の住民45人は全員避難して無事だったが、仮設住宅に移ったり親類を頼ったりし、現在も集落に残るのは川口さんら9世帯15人。新型コロナウイルス感染防止のため親戚らが集まらなかった家も多く、集落はいつになく寂しい正月となった。

この記事は有料記事です。

残り1027文字(全文1450文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「市にうそつきと思われショック」児童扶養手当、突然の打ち切り 元夫の意外な行動

  2. 新型コロナ 特措法改正案 まん延防止措置、修正 自民、発動厳格化検討

  3. 野田聖子氏、岐阜県連会長辞任を表明 保守分裂の知事選、「父と娘」の代理戦争

  4. 「地域から協力金集めて慰安旅行」 幽霊消防団員巡り告発続々 地域社会にあつれき

  5. 余録 米国でスペインかぜが…

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです