メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

対岸に灯をともしたい 渡辺謙さんが体現する「サイド・バイ・サイド」

渡辺謙さん=宮城県気仙沼市で2020年11月19日、和田大典撮影

 2021年3月11日で東日本大震災の発生から10年となります。各界で活躍する被災地ゆかりの方々に東北の地や震災発生当時の思い出、被災地に送るエールなどを聞くシリーズ「メッセージ~東日本大震災10年」。今回は、約7年前に宮城県気仙沼市にカフェをオープンさせた俳優の渡辺謙さん(61)です。被災地に「灯をともしたかった」という渡辺さん。なぜ、カフェを開店させるという“支援のカタチ”を選んだのでしょうか――。【聞き手・構成 深津誠】

 13年、気仙沼市中心部の内湾(ないわん)地区にカフェ「K―port」を開きました。店名の「K」は気仙沼や自分の名前のイニシャルなどから。「port(英語で「港」の意味)」には、地域の皆さんの精神的な港にしたいという思いを込めました。

 気仙沼の友達から「(震災の津波で)人が集まる場所が全部なくなった」という悩みを聞き、じゃあカフェをやろうと。現地の人たちと「イベントやライブもできる場所にしたいね」とキャッチボールしながら店を作りました。

 継続的に関わるため、良い意味で「来ざるを得ない状況」を設け、活動の拠点にしました。日本にいる時は月1回訪れ、海外に長期で行く前にも赴きます。カフェにいない時は毎日ファクスで手書きメッセージを送ります。メニューのレシピも僕が作っています。

 カフェの対岸に、内湾地区で震災後最初に営業を再開した居酒屋「福よし」があります。全部が真っ暗な時にこの店の明かりが戻ったのを見て、負けていられないなと。それでカフェを開いたんです。…

この記事は有料記事です。

残り1689文字(全文2334文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 感染症と闘う 新型コロナ/6 マスク着用に一定の効果

  2. 視聴室 世界を変えた女の子

  3. 横浜から鳥取までタクシー代23万円不払い 詐欺容疑で逮捕 鳥取県警

  4. お年玉付き年賀はがきの当選番号決まる 賞品引き換えは7月20日まで

  5. 卓球 全日本選手権 石川、涙の逆転日本一

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです