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「コロナとは、すみ分けできない」 山本太郎・長崎大熱帯医学研教授の見解

インタビューに答える長崎大の山本太郎教授=福岡市博多区で2020年12月17日、津村豊和撮影
インタビューに答える長崎大の山本太郎教授=福岡市博多区で2020年12月17日、津村豊和撮影

 地球環境の変化やグローバル化に伴い、新しい感染症の脅威が増している。新たな感染症の可能性について、長崎大熱帯医学研究所の山本太郎教授に話を聞いた。【聞き手・吉川雄策】

 --21世紀に入り、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)など人類を脅かす野生動物由来の感染症が相次いでいます。

 ◆開発などで人が野生動物の生息域に踏み込むようになり、人と野生動物の距離が近づいたことで、これまで人が感染してこなかったウイルスに感染するようになっている。本来は野生動物にとどまっていたウイルスが新たな宿主を求めた形だ。研究が進み新たなウイルスの検出が進んだこともあるが、発生や発見の頻度は確実に増えている。

 --新たなパンデミック(世界的大流行)が起きる可能性はありますか。

 ◆警戒すべき新たな感染症の一つは、致死率の高い新型インフルエンザだ。インフルエンザは飛沫(ひまつ)で感染が広がり、対応を誤ればあっという間にパンデミックになる。もし新たなインフルエンザが発生すれば、今回よりも高いレベルの対応が不可欠で、感染が広がる前の初期の段階で徹底的に抑えることが重要だ。致死率が新型コロナウイルスの10倍近くなる恐れもあり、命を落とす若者も増え混乱や影響の大きさは想像を超えるだろう。

 ――新たな感染症を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。

 ◆何よりもウイルスの「生存権」を侵さないことが重要だ。新たなウイルスが野生動物から人に感染するのは、…

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