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3度目の五輪を逃した先駆者の気づき 思い断ち切る禁断の行動とは

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波をイメージしたブランドのロゴの前に立つYASUこと平井康翔さん=東京都内で2020年12月8日午後3時46分、田原和宏撮影
波をイメージしたブランドのロゴの前に立つYASUこと平井康翔さん=東京都内で2020年12月8日午後3時46分、田原和宏撮影

 東京オリンピックの延期など想像できなかった2020年1月。現在30歳で、YASU(ヤス)と呼ばれる元水泳選手は米国にいた。タトゥーを入れるためだ。左腕に五輪を象徴する五つの輪を彫った。これはオリンピアンとしての誇りであるとともに、人生の全てをかけてきた五輪の舞台から去ることを意味する。タトゥーは反社会的な印象が根強いこともあり、水泳の日本代表選手は行動規範で禁じられているからだ。彼は当時の心境を「すっきりした。僕の人生の第1章を完結させられた」と振り返る。

 YASUの本名は平井康翔(やすなり)(現姓名・福岡康)さん。プールではなく、海や川、湖などを遠泳する「水上のマラソン」「海の総合格闘技」と呼ばれるオープンウオーターの日本の先駆者として知られる。千葉県で育ち、物心つく頃、水泳を始めた。千葉・市立船橋高3年時に全国高校総体の400メートル自由形で優勝するも、夢見てきた五輪の舞台は遠か…

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