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腎血管筋脂肪腫の注意点=答える人・桑鶴良平教授(順天堂大・放射線診断学)

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 Q 腎血管筋脂肪腫の注意点

 2年前に腎血管筋脂肪腫と診断されました。腫瘍は7~8ミリで、手術の必要はないと言われましたが、気をつけることはありますか。(大阪府、女性、65歳)

 A 定期的に検査 腫瘍の大きさ確認を

 腎血管筋脂肪腫は腎臓にできる腫瘍で、ほとんどが良性です。全身に良性病変が生じる結節性硬化症に伴って発症する場合と、それとは関係なく発症する場合があります。この病気になる人は少なく、1000人に1~3人と考えられています。原因は明確には分かっていません。

 腫瘍が小さいうちは症状がほとんどなく、経過を観察します。大きくなると腹部を圧迫しておなかの張りや便秘を招いたり、腫瘍の血管が破裂して出血したりすることがあります。腫瘍が4センチ以上になるか、5ミリ以上の動脈瘤(りゅう)ができたら治療します。治療は主に、カテーテルを使った腎動脈塞栓(そくせん)術で行います。太ももからカテーテルを挿入し、腫瘍に栄養を与えている血管を塞ぐことで、腫瘍を壊死(えし)させ…

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