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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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亡き父の言葉、成人した今も胸に 佐々木綾香さん

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森林環境を学ぶことに喜びを感じる佐々木綾香さん。その学びをいつか故郷に役立てたい=東京都世田谷区で2020年12月29日、梅村直承撮影
森林環境を学ぶことに喜びを感じる佐々木綾香さん。その学びをいつか故郷に役立てたい=東京都世田谷区で2020年12月29日、梅村直承撮影

 布団で一緒に眠った時の父のぬくもりは覚えている。「でも、いろんな記憶がおぼろげなんですよ」。佐々木綾香さん(20)は下を向いた。宮城県石巻市で教師をしていた父の孝さん(当時37歳)は、東日本大震災の津波で犠牲となった。祖父の末雄さん(当時72歳)も自宅と共に流された。家族のビデオや写真も失い、10年近い月日が思い出にもやをかけていく。

 「よく小学4年生の自分に耐えられたと思います。逆に心が成長した今なら耐えられなかったかも」と振り返る綾香さん。11歳の時、国会議事堂で行われた「子ども国会」に招待された。父の無念を訴え「亡くなった父が私に生きる力を与えてくれている」と話した。

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