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中村文則の書斎のつぶやき

納得できる説明をしない政治家

作家の中村文則さん=東京都千代田区で2020年1月23日、宮間俊樹撮影

 コロナ禍でほとんど家にいるため、これを機に断捨離をしたいと思った。一つの部屋が本で埋まっている。一部を寄付しようと考えた。

 だがやってみると、いろいろ懐かしくて作業が進まない。「この本は現実から逃げるために読んだな」とか「この本は途中で読むのをやめたな」とか。とにかく懐かしい。たとえばこの「週刊現代」2007年9月29日号。これはかなり懐かしい。表紙には大きくこうある。「安倍晋三『相続税3億円脱税』疑惑」

 実に懐かしい。「ああ、あれね……」と頷(うなず)いた人も多いだろうと思う。若い人は詳しく知らないかもしれないが、安倍前首相は約13年前、一度首相を辞任している。理由は体調不良だったが、ちょうどこの疑惑が騒がれていて、前首相側の説明は納得できるものではなかった。ちなみに疑惑はもし脱税でも当時すでに時効であり、刑事事件にはならない。脱税に時効があるのも驚くが、それはまた別の話だ。

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