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あつまれ!四国人の味

四国各地の昔懐かしい、郷土の一品・食材を紹介します。

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愛媛 焼き干しアユ 伝統の製法、継いで40年 黄金色に輝く絶品 /四国

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円を描くアユと火花を散らす炭=愛媛県大洲市で、木島諒子撮影
円を描くアユと火花を散らす炭=愛媛県大洲市で、木島諒子撮影

 パチパチッ――。愛媛県大洲市の肱(ひじ)川沿いにある小屋の中で炭のはぜる音が響く。炭の周りには竹串に刺されたアユがずらりと円を描いている。あめ色に焼き上がった香ばしいアユを2週間ほど干して出来上がるのは、江戸時代に参勤交代の献上物にもされたという「焼き干しアユ」だ。お雑煮のダシなどとして今も地域で重宝されている。

 「明るい外で見たら黄金色よ」。焼き干しアユを眺め、そう話すのは伝統の味を守り続ける上満武さん(77)。祖父から受け継いだ方法で40年ほど作り続けている。妻の久代江さん(78)とともに秋から年末にかけ1万匹を目標に生産に取りかかる。

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