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中国取材の経験が豊富な坂東賢治専門編集委員のコラム。

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米中はゼロサム関係か=坂東賢治

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 「ウィンウィンとは中国が2度勝つことだ」。米政界でしきりに語られるようになったジョークだ。昨年12月に辞任したバー前司法長官も中国批判の演説で同じ表現を使っていた。

 互恵を意味する「ウィンウィン」は米中協調を示すキーワードだった。2011年1月に胡錦濤国家主席(当時)が訪米した際、クリントン国務長官(同)は「できるだけ多くのウィンウィンの機会を探したい」と語っている。

 10年で状況は大きく変わった。米中対立の激化で米政界やメディアには冷戦時代の米ソ関係のように中国の得点を米国の失点と見る「ゼロサム」思考が広がった。

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