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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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将棋

第79期名人戦A級順位戦 広瀬章人八段-稲葉陽八段 第25局の6

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広瀬が4勝目

 広瀬が9八に玉を早逃げしたのが図の局面。将棋ソフトはほぼ互角の評価値をはじき出し、本譜の[後]2九竜の他にも、[後]9五歩、[後]4七と、[後]7一玉、[後]5八と、[後]3六歩などを有力手として挙げている。手が広い局面だ。ただそれらの手をソフトの推奨する通りに数手進めていくと、次第に先手優勢がハッキリしてくる。[先]9八玉の早逃げで勝つであろうという広瀬の大局観が将棋ソフトの評価値を凌駕(りょうが)しているようで興味深かった。

 途中図からは広瀬の目が覚めるような寄せがさく裂する。[先]5一角が決め手の第1弾。[後]同金なら[先]5三角成[後]同玉[先]5一竜で寄ってしまう。本譜の[後]7一玉には[先]8四香から詰めろ、詰めろで迫り、[先]7三角成!と切り飛ばしたのが最後の決め手である。[後]同桂、[後]同玉のどちらも[先]6一竜で後手は受けに窮する。稲葉は[後]7九竜と銀を取ってマスクを着けた。形を作って投了の準備をし…

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【第79期名人戦】

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