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2020米大統領選

2020年11月に行われた米大統領選。共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン氏が争い、バイデン氏が勝利した。

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米連邦議会乱入 トランプ氏扇動を黙認した共和党失態 バイデン政権船出襲った歴史的汚点

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連邦議会議事堂の前に詰めかけたトランプ大統領の支持者ら=2021年1月6日午後3時、古本陽荘撮影
連邦議会議事堂の前に詰めかけたトランプ大統領の支持者ら=2021年1月6日午後3時、古本陽荘撮影

 トランプ米大統領(共和党)の支持者が連邦議会議事堂に乱入した6日の事件は、大統領選敗北という民主主義のプロセスを受け入れないトランプ氏が招いた歴史的な汚点となった。これに先立ち5日に投開票された上院(定数100)の南部ジョージア州選挙区2議席の決選投票は民主党が勝利を確実にし、上下両院で主導権を握ることが決定。だが深刻な社会分断を抱え、民主党のバイデン新政権は多難な船出を余儀なくされている。【ワシントン高本耕太、鈴木一生】

 「この暴徒を生み出したのは大統領であることに疑いの余地はない。火を付けたのは彼だ」。トランプ氏と同じ共和党のチェイニー下院議員は6日夜、FOXニュースに出演してそう断言した。対立をあおり続けるトランプ氏が前代未聞の醜態を招いたとの厳しい指摘は身内からも上がった。

 上下両院合同会議でのバイデン次期大統領の当選確定を前にした6日、トランプ氏は支持者に対し、首都ワシントンに集まって抵抗の意を示すよう呼びかけていた。自らもホワイトハウス南側の広場で「より強硬に戦わなければならない」「弱腰ではこの国を取り戻すことはできない」と演説。さらに合同会議の長を務めるペンス副大統領の名を挙げ、「彼は正しいことをしてくれる」と語り、結果を覆すよう公然と要求した。

 支持者の大半は平和的なデモに徹していたが、一方で「トランプ氏が当選者」と信じて…

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【2020米大統領選】

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