毎日新聞
[PR]
新型コロナウイルスの感染が急拡大しているとして、大阪府の吉村洋文知事は7日、政府に緊急事態宣言の再発令を9日にも要請する意向を表明した。8日に開く対策本部会議で正式決定する。感染者数が急増する兵庫県と京都府の両知事も大阪に同調し、隣接する関西3府県での要請を検討する考えを示した。
大阪府の7日の新規感染者数は607人になり、2日連続で過去最多を更新した。吉村知事は府庁で記者団に対し、「感染拡大が明らかで、先手の対応を打つべきだ」と語った。年明けは急拡大の状況にないとして要請は不要としていたが、感染者数の急増などを踏まえて方針転換した。
大阪市全域で酒を提供する飲食店などに11日まで要請している営業時間の短縮について、吉村知事は12日以降も現行のままいったん延長し、宣言が再発令された際に対象区域を府内全域に拡大する方針を示した。同時に営業終了時間も政府の基本的対処方針を踏まえ、1時間前倒しして午後8時に変更する。
府内では4日までの1週間の感染者数が1981人で、1カ月前に比べて約25%減少した。しかし、時短要請していない大阪市外で感染が拡大しているという。重症病床使用率も7割前後の高水準で推移し、医療体制の切迫が続いている。
一方、隣接する兵庫県は7日の感染者数が284人で2日連続で過去最多を更新。井戸敏三知事は神戸市内の一部飲食店に対する時短要請を検討する考えを明らかにした。京都府の感染者数(143人)も過去最多になった。【芝村侑美】
毎時01分更新
新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の再発令を受け、…
当コラムで前回予想した通り、ラジオ番組「村上RADIO」(…
広島への原爆投下から75年と169日。核兵器禁止条約が発効…