「こんなこと今までなかった」 記録的大雪の秋田県内陸南部、住民に驚きと恐怖

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栄小学校の校舎の雪下ろしをする自衛隊員=秋田県横手市で2021年1月7日午前10時41分、高野裕士撮影
栄小学校の校舎の雪下ろしをする自衛隊員=秋田県横手市で2021年1月7日午前10時41分、高野裕士撮影

 秋田県内陸南部を中心に襲った記録的な大雪。除排雪中の事故による死者が相次ぐなど甚大な被害が出ている中、県が陸上自衛隊に災害派遣要請をした湯沢市の現場を7日に歩いた。住民からは、例年にない豪雪への驚きと恐怖の声が上がった。【高野裕士】

「気が遠くなる」

 「昨年12月中旬から、1月5日までずっと降りっぱなしだった。12月26日に雪下ろしをしたばかりなのに、もうこんなに積もってしまった」。

 湯沢市皆瀬の会社員、高橋三夫さん(65)はそう話した。屋根の上の積雪量は約1・5~2メートルに上っていた。玄関前の除雪作業には、毎日約3時間かかる。

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