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今週の気持ち

今週の気持ちは「帰省自粛」

 「女・男の気持ち」(2020年12月24日~21年1月6日、東京・大阪・西部3本社版計37本)から選んだ「今週の気持ち」は、東京本社版12月28日掲載の投稿です。

  ◆  ◆

<今週の気持ち>

帰省自粛 静岡県・匿名(会社員・56歳)

 夫が亡くなって11年。息子と2人家族の我が家は、息子の就職を機に現在、それぞれ1人暮らしだ。息子は大学時代もあまり帰省せず、私も仕事に趣味にと忙しくしていたが、年越しはいつも一緒に過ごしていた。

 今年の春、息子は大学の卒業式も入社式も研修もなく、すぐに会社員生活を始めた。大型連休は自粛し、夏に帰省したときは激ヤセしていた。今まで聞いたことがなかった「帰りたい」という言葉を何度も聞いた。

 そして年末。母としては知人の少ない土地で、しかも規制が厳しい寮で息子を年越しさせたくはない。

 しかし、世の中は今「帰省自粛」の声であふれている。近隣の人からは「息子を帰省させるな」と声がかかり、会社からも「不要不急の移動は避けるように」と要請されている。

 精神的に疲れている息子の帰省は、不要不急だろうか。家族と暮らす人の帰省自粛と、1人暮らしの人のそれとは状況が異なるだろう。思うことはたくさんある。

 そして一番の悩みは「何とかして帰りたい」息子に、「今年はあきらめよう」と言わなければならないのか、ということだ。年末年始の休暇を目前にして、まだ結論を出せずにいる。

 感染者の増加、旅行や飲み会での感染、帰省自粛の呼びかけ……ニュースを見ながら涙する日が続く。

  ◆  ◆

<担当記者より>

 先週はお休みをいただき、2週間ぶりの「今週の気持ち」です。いつもより多い37本の中で、最も多くの反響をいただいたのがこの投稿でした。投稿者さんは静岡県、息子さんは今回緊急事態宣言が再発令される1都3県以外の地域にお住まいですが、ご近所からのプレッシャーはかなり強かったといいます。

 編集部に届いたご意見は、すべてが「精神的に不安定になってSOSを出している息子さんを早く帰省させて」というものでした。中には、コロナ感染を気にして帰省を迷っていた1人暮らしの娘さんに「帰っておいで」とメールした日の夜、娘さんが亡くなってしまったという悲しいお手紙もありました。

 投稿者さんの息子さんはその後、年末年始を投稿者さんと水入らずで過ごしました。2人とも体調不良になることもなく、仕事始めを迎えたようです。息子さんがゆっくり休んで充電できたと聞き、安心しました。

 編集部にいただいたご意見は本日以降、このコメント欄に書き込んでいく予定です。引き続きコメントもお待ちしています。こちらからどうぞ

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