新しい年が始まったばかりなのに、なんだか前途多難。こんな時は、ほんわかした韓国作品で初映画館はいかが。
チャンシル(カン・マルグム)は40歳の映画プロデューサー。頼りにしていた監督が急死して職を失い、坂の上にある借家に引っ越した。夢中になっていた映画の仕事から突然放り出され、気づいてみれば結婚も出産もしておらず独りきり。人生に迷うチャンシルの右往左往をペーソスとユーモアたっぷりに、ファンタジー調の味付けで描く。
チャンシルの前にはいろんな人物が現れて、指針を示す。チャンシルをお姉さんと慕う女優ソフィ(ユン・スンア)は「考えすぎはダメ」とあっけらかん、大家(ユン・ヨジョン)は「きょうやりたいことだけ、一生懸命やる」と説く。年下のヨン(ペ・ユラム)に何かを感じ、一緒に幸せになれるかもと妄想する。そして、レスリー・チャンだと名乗るのに少しも似ていない幽霊(キム・ヨンミン)が、親身な相談相手になる。
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